鬼神道 Returns~ミスター雁之助プロデュース興行~
9月5日(土) 19:00~ 新木場1stRING
【第0試合】 2R 1分12秒 パンチ連打→TKO(異種格闘技戦3分3R)
○ユウキアユム vs ●翔太
【第1試合】 8分56秒 Eクラッシュ(無制限ノールール)
○竹田誠志 vs ●趙雲子龍
【第2試合】 10分12秒 Fクラッシュ(30分1本勝負)
●真琴 vs ○風香
【第3試合】 11分5秒 首固め(30分1本勝負)
○ヤス・ウラノ vs ●円華
【第4試合】 時間切れ引き分け(30分1本勝負)
△GENTARO vs △澤宗紀
【第5試合】 20分39秒 クロイツラス(60分1本勝負)
田中将斗、●藤田峰雄 vs ○ケニーオメガ、宮本裕向
※上記試合結果より第4試合の雑感をば。




紙テープが舞う中、奇襲を掛ける澤。場外エスケープするGENTARO。
うつぶせで表情見えないのが反って不気味。ムクリと起き上がり南側で椅子チャンバラ。
リングに投げ入れた椅子を一旦コーナーに置き、リング中央で向かい合う澤とGEN。
いきなりドキドキワクワクな展開。 手四つバックの取り合い腕の取り合いと主導権争い。
目まぐるしく体勢が入れ替わる。その早いこと早いこと。 華麗さに魅入る。目が喜ぶ。




ひとしきりの攻防後、コーナーに置かれた椅子にドッカと腰を下ろし睨み合う澤GENTARO。
レフェリー「休むな!」の声を機に、徐に椅子をリング中央へ。さあ、始まりますよ。ワクワク。




ビシバシと強烈な張り手の応酬。好敵手を発見した澤の嬉しそうな顔といったらまあ・・・。
GEN渾身の張り手で澤吹っ飛ぶ。すかさずシャイニングウィザートかます澤。目が離せない。




仕切り直してガッチリとした攻防。一進一退に見えながらもGENTAROがやや優位か。
「プロレスルール内なら何でもアリ」を最大限活用するGENTAROの懐の深さ、したたかさ。




GENをコーナーへ置き低空ドロップキック連発の澤。更に場外へ落としエゲツなく澤の逆襲。




コーナーへGENを串刺ししたまま澤パンチ連打。肩を極められたGENはチョーク攻撃で抜け。
予想の上を行く攻撃と切り返し。何なんだこの2人は・・・。いったいどうなるのだ?




休む間もない展開の中で緩急をつけながら、その「緩」の部分ではカッチリ足攻めと腕攻め。
花道、GENが長滞空パワーボム。澤は側転エルボーからフェイスクラッシャー。もう笑うしか。




GENはハイレベルな技を出しながら決まらない。澤は切り返して即丸め込むも決まらない。
「こんなことやったことないぞ」呟きながら、へっぴり腰で場外に飛ぶ(というか落ちる)澤。
南側雛壇、ブレーンバスター(?)を狙うGEN。堪えた澤、ぶっ飛ばしてGEN階段転げ落ち。
澤自身もヘロヘロで階段落ちというオチ付き。試合時間あと僅か。時間切れ引分け濃厚。




リングに戻りオーラス。GENが掟破りの卍。当然のように澤も情念卍でお返し。
結局時間切れとなったが、最後まで手を出し続け、驀進し続けた2人。面白かった!




歩み寄る澤とGEN。澤は好敵手と認めた相手にはやりますよ。バシッ!張り手をお見舞い。
退場する澤をロープに絡みつけるGEN。「チューされたあ!」と澤。GENも好敵手に出会った。
しっかし2人ともホント~~~にバカだねえ。あ、これは最高の褒め言葉。
面白くて、楽しくて、可笑しくて、ゲラゲラ笑ってしまった。
幸せだと笑うよね?小難しいことや理屈抜きで笑えるよね?
ありがとう。こういう試合を見たかったんだ。
互いの熱が螺旋となり、互いが互いを高めるような。
そんな試合を見たかったんだ。
ミスター雁之助自主興行 鬼神道4
新木場1stRING 8月16日(土) 12:30~
【第1試合】 4分58秒 横入り式エビ固め
○真琴 vs ●スパーク青木
真琴がパイプ椅子を持って入場。凶器?と思いきや、コーナーで腰掛け休憩。
スパークが抗議して試合開始。スパークが真琴をネチネチ触るセクハラモード。
会場から「変態!」の大合唱に「ああそうさ。どうせ俺は変態さっ!」開き直る。
真琴の反撃→姉崎レフェリー高速カウント→キックアウト→スパークセクハラ。
真琴が急所蹴りスパークを押さえ込む→高速カウント→真琴勝利!
スパークは1本芯がずれた爽やかさより、ニヤニヤ変態モードの方が味がある。
【第2試合】 5分1秒 レフェリー暴行→反則勝ち
○ニセ大仁田 vs ●ターザン菊
大仁田もターザン後藤も、ご本人達の試合は見たことないけれど、
観客の反応からして似ているらしい。本家知らなくても充分おもしろかった。
菊(のマスク)が男前でちょっとドキドキ。入場からお笑いなしのヒールモード。
ニセを椅子で(ソフトに)叩きまくり、止めに入った手島レフェリーを突き飛ばし反則。
森谷さんは「これからまた、ニセ大仁田でやって行きます!」復活宣言。
【第3試合】 8分59秒 チェーン絞首刑→レフェリーストップ
○ミスターポーゴ vs 二代目ポーゴ vs ●飛田ポーゴ
※この試合が始まる直前、ゲルマン民族の大移動よろしく女性と子供が外に避難。
3人共ペイントとコスがポーゴスタイル。因みに足元は、本家→ウエスタンブーツ、
二代目→アーミーブーツ、飛田→地下足袋。二代目が持参した袋に凶器色々。
本家が鎖鎌とノコギリで2人を流血に追い込み、2人まとめて絞首刑で貫禄勝ち。
ゴサクポーゴ「俺はタップしてない。負けたのは飛田。今度はポーゴ大王で来い!」
本家ポーゴ「俺様に勝とうとするのは百万光年早いんだよ!」決めセリフで退場。
1人残された飛田ポーゴは伸びたまま喋ったのが、よくわからないけど面白かった。
今回は場外乱闘少なめ、リング上で普通にプロレスしてて少々物足りなかった。
【第4試合】 15分2秒 足決め首固め
●ヤス・ウラノ vs ○GENTARO
ヤスは入場から惑乱作戦。あちらこちらの客席に座り長々と和み、お客喜ぶ。
焦れたレフェリーが高速の場外カウント、ヤスはスルリとリング戻り試合開始。
ヤスお得意の「髪~!」で自分ペースへと試みるも、余裕でいなすGENTARO。
ヘッドロックでギリギリと締め上げられるヤス。反撃のチャンスを狙い丸め込み。
あわやの連続、切り替えしの攻防。最後は首への締め技がカッチリ極まり終了。
ヤス残念!GENTAROが1枚上手だった。笑顔で手を差し出すGENの腹へ膝蹴り。
ツバを吐きかけ退場するヤスに「あれでも可愛い後輩だもんな」余裕綽々のGEN。
【第5試合】 14分18秒 タイガースープレックスホールド
○藤田峰雄 vs ●宮本裕向
ミスター雁之助が手塩に掛けて育てた愛弟子同士の初対決。どちらが強いか?
勢いがあり派手、若い時にしか出来ない試合。藤田の懐の深さに軍配が上がった。
みねぴょん応援だけど・・・鬼3(DVD)で見た浜田戦の方が好み・・・。
【第6試合】 23分46秒 ファイアーサンダー
○ミスター雁之助、ヒロ斎藤 vs ディック東郷、●ゴエモン
夢の対決。試合巧者が勢揃い!・・・と言ってもゴエモン知らない(スマンです)
凄く久しぶりに見るヒロさん、凄く久しぶりに見たお陰でヒロさんの巧さに見惚れた。
ひとつひとつの技が利に適って、しかも美しい。動きに無駄がないから美しいのか。
先発はヒロ対東郷で魅了される。東郷さんはダイエットでかなり体を絞ってイメチェン。
ガチムチの東郷さんが好きなんだけど・・・スリムな方が身体に負担が少ないのかも。
ゴエモンが雁之助とヒロに代わる代わる攻め込まれ耐える時間。
細身ながら丈夫?結局、最後までゴエモンの良さがわからなかった(スマンです)
雁之助対東郷。雁之助の左足に照準を合わせる東郷。苦痛に顔を歪める雁之助。
先月傷めた足(肉離れ)が完治してない様子。攻撃されるたびに悲痛な叫び。
じっくりとした攻防あり、華やかなセントーン対決ありでベテランならではの試合。
雁之助が痛みに耐えながら向かって行った気迫が見られただけに・・・。
試合後のマイクで、コンディションの悪さを詫びて欲しくなかったのが本音。
リングで見せて貰ったものが全てだと思っているから。充分良い試合だったと。
9月21日、ドラディション後楽園大会に於いて、藤波辰爾vsミスター雁之助!
と、無理やりな展開でヒロさんが雁之助に押し切られ、上記カードが決定。
念願叶っての対決までに、雁之助の足(靱帯も傷めてしまった)が良くなりますよう。
フィナーレの注目は、ボッ○ング。いつもは選手に逃げられるお約束ながら、
今回は何て良い人ヒロさん&仲間に入れられたニード手島レフェリーと3人で。
観客も交えて「ボッ○ング!ボッ○ング!」で和やかに締め。
足を引き摺りながら退場する雁之助の背中と、BGMのHey Judeが印象的でした。